季節のスケッチ

#115
2024.04.21

先日、あるスピリチュアル関係の方のYoutubeを偶然観て 「あ~、ね。。。」という気持ちになったので、ちょっとそれがどういう気持ちなのか、 の説明を試みてみたい。。。と思いました。すみません、熱弁ふるって良いですか??

その方はミュージシャンでもあり文筆家でもある多彩な方で、 何が本業。。。ということでも無くマルチに活動されている、 特にスピリチュアル・リーダーとしてアクティブな方。。。という印象を受けました。

オンラインのお祈り会なども実践されていて、 「外側がどんな状況であっても、神様にとって自分は完璧な存在。 だからいつだって希望がある。」
という意味のことを言われていてまさにその通り!!いいこと言うナ~この人、 と思ったのですネ(一瞬)。

私たちは成長する過程で、あるいは成長してからも、 実に様々なかたちのダメ出し(笑)をこの世から受け取ってしまうのでつい
「自分って(涙)。。。」
となってしまいがちなのですが、 神様の、主の目から御覧になったら実に非の打ちどころのない、 素晴らしい存在なんです。

主は心を込めて私たちを創り、御自身の命を貸し出され吹き込まれて 「生きるもの」としたのですから。。。私たちの心には、精神には 予め愛が、善が、光が搭載されています(オーエスに入ってる、ってやつ?)。 それ、何となくわかるでしょう??

"大賛成~!!"と思ったのも束の間、こんな言葉が耳に入ってきました。

「。。。善も悪も神様が作ったもので、神様はどちらにもオーケーを出している。 だから何が間違っているとか、正しいとか、それは誰にも決められない。」

はい~!!出ました「善悪は神が創った」論、ゆえに 「間違いも正しいも誰も決められない」論。

これなんです、スピリチュアルの限界は。"信仰なき自己啓発"は必ずここに行き着き、 そこに傾倒する人をますます混乱させ、不安にするのです。

まず聖書に照らすと、神様は「善悪」を創っておられません。
神は光であり愛そのもの、全き善なのです。善は悪を創りません。
それ、論理的に不可能です。

光であり愛である存在から、闇や影や罪は生まれようがありません。
「肯定」から「否定」は生まれない、「生まれようが無い」のです。

そこをうまいことごっちゃにし、煙に巻いて人々を混乱させるのが まさにサタン(悪魔)の役割であり目的とするところなんですネ。

正しいことは、私たちは神の光と愛を分かち与えられている、ということ。 それこそが「命」であって、愛されて当然の素晴らしい存在だってことです。

間違っていることはその逆。自分には大した価値も無く、
そもそも生きることに意味は無く、
この世には間違いも正しいことも無い。←いや、だ~か~ら~!!
"それこそが"間違いなんです。
光は愛、愛は命、命は私たち。その命を全肯定して励ますのが神、神の存在です。

はい。御存知のように「この世」は、そういうところではありません。
何なら愛、なんて否定するように仕向けてくるのが「この世」であって、 そこに生きる人間を絶えず影に、闇に引きずり込もうとしている。
その最たるものが戦争、です。

私は所謂スピリチュアル系、の人たちの言うことにもまァ、一理あるよネ、 ってことは言いません。ハッキリと、間違っている、と思います。

あの人たちだって良かれと思ってやってるんだから罪は無いよネ、 なんて思いません。多くの人を混乱させる道に先導しているので、 ハッキリと罪でしょう。

すみません、ちょっと言っていいですか(怒)??

"間違っていること"は厳然と間違っており、 "正しいこと"は絶対的に正しいのです。

それをごっちゃにして、"この世に正しいも間違いも無い" なんて、 何かシニカル風?で格好良さげな言説が蔓延していること、させていること。
それは現代の、特に日本の、実に根深い問題である、と感じざるを得ません。

お祈りが全て"現世利益"のために行われるなら、それは祈りじゃ無い。
良かれと思ってやっていたって、害悪になることだってあります。

。。。すみません、ついついエキサイトしてしまいました。

(そういう自分だって、「正しいことなどこの世にないとしたら」 という歌詞を過去に書いています。
発してしまった言葉は元には戻せないので、 間違いを素直に認め、正してゆくのも言葉に関わる人間の責任なのでは無いかーー などと思っています。)

—何が言いたかったかと言うと、この世に正しいも間違いも無い、っていうような 言説を何処かで見たり聞いたりしたら、(かつての私のように)
「なるほどネ、そういうもんか?。。。」
ナンテ絶対!思わずに疑ってかかって欲しいのです。
聖書はそう言ってない、ってことを心の片隅のどこかで 憶い出して欲しい。。。そう切に!!希う私なのです。


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